荒井 眞理 君
◎ 人が人らしく生きられる佐渡を実現するために質問をする
1 柏崎刈羽原子力発電所について
原発事故の悲惨さ、影響する国や地域の広さ、被害の終息への年限の長さ、また、処分場のない核廃棄物処理問題などの懸念から、世界が脱原発の大きな流れに舵を切る中、佐渡も柏崎刈羽原子力発電所で今でも事故が起きれば、今のここの命とあらゆる産業に取り返しのつかない損害をもたらすことが懸念される。世界で最も大きい規模を持ち、地盤の緩い柏崎刈羽原子力発電所は廃炉に舵を切るべきと考えるが、市長はどのように考えているか
2 新型コロナウイルス感染症の拡大から佐渡を守るために
○ ウイルス検査体制の強化で感染をブロックし、不安のない自信を回復した自由な佐渡の生活を取り戻すことに引き続き全力をあげよ。そのためのPCR検査体制を市独自の政策で1歩前進したことは歓迎するが、さらに国の政策より前進させ、充実させること
@ 島外からの感染を除外できる体制を求める
A 医療機関、福祉施設、幼稚園・保育園、学校など社会機能を保つために必要な機関のエッセンシャル・ワーカーに対して、無料で定期的にPCR検査を実施すること
3 子どもの人権を守るために
(1) 今年度に入り、県内の子どもがSNSを通じて出会った大人による事件に巻き込まれる事案が複数出てきている。このような事案に対する佐渡市としての子どものセーフティーネットを強化せよ
(2) あすなろ教室は子どもの身近に設置すべきである。子どもや保護者、学校の意見を聞きながら拠点をさらに増やすことを求める
4 男女平等参画の推進と女性差別のない佐渡を実現するために
(1) 昨年度、この件に関するアンケート結果がまとめられたが、女性差別は他市に比べ、どのような状況にあると分析、評価しているか
(2) 結果に基づき問題解決のため、民間事業者、各家庭、個人への働きかけを積極的に行う計画を立てるべきである
(3) 佐渡市行政の特別職に占める女性の割合を目標に従い、積極的に達成すべきである
(4) 担当課が設けられていないことも男女平等参画推進の遅れの原因の一つと考える。新年度に向け、この点の検討を求める
5 あらゆるハラスメントの防止と解決のために
○ 10月に佐渡市のハラスメント防止マニュアルが策定されたことは大いに歓迎するが、さらなる見直しをかける必要がある
@ 被害者には二次被害や二重の苦しみを負わせるべきでないことは基本である。ハラスメントを受けたことで生じた被害者の負担をどのように補償するのか
A 上司など権力の執行権を持つ者によるハラスメントをどう防止し、解決するのか
6 市民から徴収している税を大切に使うために
(1) 委託事業を公平、公正に行うため、一般競争入札にしていない事業の見直しを求める。例えば、1者見積もりによる随意契約の公平性、公正性を担保するための規則が必要ではないか
(2) 委託事業が本来の「委託」の性格に照らし、委託の出し方が適正かどうかを各委託事業の所管課を離れた客観的視点で検証できるような仕組みや規則が必要ではないか
7 職員研修について
(1) 他市に比べ、研修の回数が少ないのではないか
(2) 佐渡市の課題を捉えた独自の研修が必要ではないか
(3) 事業実施の基本であるP(計画)、D(実行)、C(評価、検証)、A(再実行)のサイクルの大切さを十分に理解できる研修の実施を求める
(4) 全ての職員に対し、機会も予算も増やすべきである
8 佐渡文化財団について
今後の在り方を検討中と聞いているが、巨額の補助金を投入し続けなければ存続できない一般財団法人であるこの佐渡文化財団の存在意義を佐渡市はどう考えているか |
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令和2年12月定例会
一般質問
・ 中村 良夫 君
・ 平田 和太龍 君
・ 金田 淳一 君
・ 中川 健二 君
・ 佐藤 定 君
・ 林 純一 君
・ 山本 卓 君
・ 中川 直美 君
・ 荒井 眞理 君
・ 北 啓 君
・ 後藤 勇典 君
・ 近藤 和義 君
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