宇治 沙耶花 君
◎ 家族のあり方や教育を受ける子どもたちの生活状況が多様化し、既存の枠組みで対応できる時代ではない。市長は多様性を認める政策に着手すべき
(1) 家族のあり方や性のあり方が多様化し、ひとり一人の生き方を尊重する時代になった。千葉市では、事実婚や性的少数者LGBTのカップル6組が公の場で千葉市長から祝福されて証明書を受け取るなど、全国でも「パートナーシップ制度」の導入が進んでいる。共同生活、医療的手続き等、ひとり暮らしや家族形態が多様化する中で、事実婚の異性カップルや戸籍上同性のカップルについて、婚姻と同等であると認めて公的証明書を交付する「パートナーシップ制度」の導入は、佐渡にとっても必要な制度であると考えるが、市長の考えを問う
(2) 「第2次将来ビジョン」について
市長が市政を担う中で、成し遂げたいこと及び成し遂げられなかったことは何か。どのような課題を捉え、何に集中投資が必要と考えて、今策定を進めている第2次将来ビジョンに盛り込もうとしているのか
(3) 小・中学校、高等学校における「教育」政策と学校運営について
@ 小・中学校における「信頼される学校づくり」について。学校運営が安定していると言えるのか、教育長に問う
A 通信制高校を選ぶ子どもたちの推移及び現状をどのように認識しているのか
B 市内高等学校魅力化の進捗状況について
C 市内の高校中退者数及び中退後の進路について、現状を把握しているか。何が課題と考えているのか
D 学校運営及び子どもたちへの支援策について。通信制高校だけに頼っている現状はおかしいのではないか。市長は対策を打ち出すべき
(4) 子どもたちの多様性を尊重する教育政策について
@ 現在の学校運営の枠組みでは、多様な子どもたちへの対応ができない状況が生まれていると考えるが、市長の認識はどうか
A 佐渡にこそ「児童心理治療施設」が必要と考える。心療内科医や小児科医、通信制高校の先生方も同様の意見である。以前、市に提案があった際には受け入れられなかったと聞くが、理由は何か
B 公立の通信制高校の設置について、前の質問と同様に市内高校教諭等が必要性を訴えてきた経緯がある。しかし、現在実現には至っていない。必要性について市長の認識を問う
C さまざまな問題があった時に学校や教育委員会、警察が対応できる範囲を超えている子どもたちが数多く存在する。何か問題が起こった際は、学校の先生方が問題にかかりきりになり、授業が停滞することも見受けられる。しかし、傷ついた子どもたちは決して問題児ではない。心身ともに回復することができる子どもシェルター又はファミリーホームの設置を検討すべきと考えるが、市長の考えを問う
(5) 市長の教育政策は何か
既存の枠組みに適応できない、適応しない子どもたちが増えてきたにもかかわらず、この4年間教育の問題が大きく扱われなかったことが最大の課題であると考える。今、佐渡に生きる子どもたちへの幅広い教育投資を行わなければ、この島の未来はない。市長の教育政策について、新しい発想があるのか |
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令和元年12月定例会
一般質問
・ 室岡 啓史 君
・ 金田 淳一 君
・ 後藤 勇典 君
・ 中村 良夫 君
・ 中川 直美 君
・ 宇治 沙耶花 君
・ 伊藤 剛 君
・ 駒形 信雄 君
・ 祝 優雄 君
・ 広瀬 大海 君
・ 稲辺 茂樹 君
・ 荒井 眞理 君
・ 近藤 和義 君
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