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荒井 眞理 君

1 第2次佐渡市将来ビジョンは市民参加での計画にすべきである
  議会が再三にわたり指摘してきたにもかかわらず、佐渡市の最上位計画としては策定の手順があまりにもずさんではないか。PDCAに則り、最も慎重に策定されるべき計画がそのようにならないことについて市長に伺う
 (1) 将来ビジョンの概要版は、12月議会直前になり、A3版用紙1枚のみ議員に郵送され、その後それをもって市民説明会が5か所のみで開催された。説明会として理想的であると評価しているか
 (2) 将来ビジョンの計画素案が12月議会の一般質問が終了した後に議員に配布となった手順は計画どおりだったのか。なぜ一般質問の前に配布しなかったのか。また、素案は各議員の引き出しに棚入れしたままで、議会から要請されるまで説明する予定もなかったが、適切だと評価しているか
 (3) パブリックコメントを「1月10日には開始する」と12月議会で説明していたが、市民との約束ではなかったのか。それをどのようにしたのか。市民説明会も開くと明言していたが、それらのスケジュールを議会にも示さない理由は何か
 (4) 最上位計画である将来ビジョンは、皆が関心を持っている計画であるにもかかわらず、議会にも市民にも情報を渡さない、スケジュールを示さない。このようなやり方は、市長として無責任極まりない。反省しているのか

2 佐渡市都市計画マスタープランが必要ではないか
  公共施設の適正化がようやく具体化したが、個別の施設の問題ではなく、そもそも佐渡市をどのような都市計画でまとめていくのかの大枠が必要である。その研究はされているのか

3 佐渡市の出生数激減について
 (1) 島のあらゆる分野の問題の根っことして、人口の減少を多くの市民が危惧している。市長は将来ビジョンの中で数字としては人口増加への理想を掲げているが、現状の出生数の激減をどのように評価しているのか。2019年の目標数と実数の差の説明を求める
 (2) 市長は、子育て支援策はすべてやっているとこれまで答弁してきたが、子育て世代が必要としていることを把握できていないのではないか。当事者である市民や担当課とのコミュニケーションはとってきたのか
 (3) 佐渡島内での子育てが楽しく、期待が持てるものにすべきである。しかし現実は、孤独な子育てをしている家庭が増えている。子育ての不安の解消、足りない手を補う関係づくりなど先進地の実績から新たな事業を立ち上げるべきであるが、新年度に向けて、そのような方針をもっているか

4 子どもの虐待、子育て放棄を防ぎ、幸せな子育て環境をつくるために
 (1) 昨年の佐渡市内の児童への虐待件数と児童相談所に一時保護、また施設などに措置された件数はいくつか。それらは増えているのか、減っているのか
 (2) 子どもは1人も虐待されてはいけないという決意で、1人のためにも新たな事業を立ち上げるべきである。佐渡市の現体制で、それができるか。虐待防止になるような専門の職員の増員を検討すべきではないか
 (3) 虐待に至ってしまう親の悩みを徹底的に聞きながら、それに応えた親への指導、教育を行うプログラムと専門職員が必要と考えるが、昨今の事態に応えて早急に立ち上げるべきではないか

5 相川統合保育園(仮)を認定こども園にすることについて、市長に問う
 (1) 公立の認定こども園を設置したい理由は何か。認定こども園によって、どのようなビジョン・理想像を描いているのか
 (2) 関係省庁が増えることにより、事務作業が増えることは考慮しているのか

6 子育て世代に魅力があり、子どもたちがぴかぴかに元気で育つ佐渡にするための積極的な政策を
 (1) 都会にはない自然環境の中で保育、幼児教育を展開することが佐渡では可能である。そのために園外保育を増やす、外遊びを充実させる、園庭を広げるなど、環境整備の更なる推進を求める
 (2) すでに自然環境を生かした保育・教育を進めている事業が島内にはいくつかある。その取り組みに対する助成金を創設してはどうか
 (3) 孤立した子育ての解消や子ども同士が出会う場づくり、親子で遊ぶ姿の見える化が大事になっている。佐和田地区には、たまたま機会があり子育て支援センターが新たに準備されているところだが、島内の地区によって環境がまちまちである。一定の方針をもって整備すべきではないか

7 ゼロカーボンアイランド宣言について
  市長は、2月23日に粟島浦村と共にこの宣言を行ったが、全市民に関わることを突然に行った。この宣言の意味と具体的な計画はどのようなものか、市民に対して説明を求める

8 佐渡文化財団について
 (1) 芸能や文化の継承を目的とする使命は、その専門家を配置できない財団という形が適切だったのか。佐渡学センターなど既存の組織での活動が可能だったのではないか
 (2) 文化財団が補助金ありきでお金を消化するため、要綱や規則に反する不適正な手続きや事業の実施が目に余ることは議会が再三指摘してきた。市としても当然に文化財団からの補助金返還の手続きに進むべきと考えるが、どうか
 (3) 三浦市長は、前市長の時代の補助金不正受給事件、通称ビッグフィッシャー事件の原因を解明すべく240万円もかけて個別外部監査によって調査したが、その報告書を読み返しているのか。そこから学ぶべきことは何と考えるか。また、事務手続きには出てこない「俗人的繋がり」の問題が指摘されているが、三浦市長自身の「俗人的繋がり」についての考えはどのようなものか
 (4) 文化財団は解散させ、文化、芸能を適正に保存、継承できる仕組みを、既存の枠の中で構築すべきと考えるが、市長の考えを問う

9 佐渡市博物館の価値を上げるためのビジョン策定に向けて
 (1) 収蔵庫の資料整理はどのような計画になっているか。いつでも展示したり、市民や研究者が活用したりできるように整理されているか
 (2) 収蔵庫内は、資料ごとの適切な保管計画に基づいた管理状況になっているか
 (3) 資料の収蔵場所を変える際はどのような基準で行っているか。全ての資料を移しているのか、あるいは専門家が選んで判断しているのか。資料の扱いの手続きが適正に行われるような基準は明確になっているか
 (4) 資料の廃棄や除籍の手続きに基準が設けられているか
 (5) 博物館の資料として残さないと決めた資料を、博物館以外の事業や市民に譲り、活用できるような方法を考えてはどうか
 (6) 博物館で公開する以外の資料の活用方法を計画してはどうか。例えば、図書館での郷土資料の閲覧・貸出、学校などへの貸し出しセット、高齢者の福祉施設への貸し出し、収蔵庫内での展示、町なかでの展示、町屋の生活を復元する観光資源などの取り組みで、資料が身近に生かされるのではないか
 (7) 博物館では、これらの業務に必要な学芸員の資格と配置の精査は行われているか。博物館のネットワークや様々なレベルの学会に参加し、佐渡の博物館の価値を上げるために学芸員の配置が更に必要ではないか
 (8) 収蔵庫の資料が活用されるために必要な作業を手伝うボランティア組織を立ち上げてはどうか
令和2年2月定例会
   代表質問
    ・ 新生クラブ
    ・ 政友会
    ・ 市政会
    ・ 政風会
   一般質問
    ・ 室岡 啓史 君
    ・ 山田 伸之 君
    ・ 後藤 勇典 君
    ・ 稲辺 茂樹 君
    ・ 金田 淳一 君
    ・ 中村 良夫 君
    ・ 上杉 育子 君
    ・ 中川 直美 君
    ・ 祝  優雄 君
    ・ 伊藤  剛 君
    ・ 駒形 信雄 君
    ・ 荒井 眞理 君
    ・ 渡辺 慎一 君
    ・ 猪股 文彦 君
    ・ 近藤 和義 君

配信している放送は、佐渡市の公式記録ではありません。